さあて、ずっと長い間持ってたが、なかなか見る時間がなくて、溜まってたMADLAXだが(まあ、ほかも一杯貯めてるのはあなたとわたしの内緒よ)、やっと見終わりました。とにかく、人を選ぶ作品ですね。話は難解+ペースは遅いので、「はぁ?!!」と思う人は多いだろうけど、最初から最後までみると、なんかすっきりします。(まあ、話の難解さ+ペースの遅さに関しては、EVAの右に出るものはおらんな、、、、つうか、あれ、結局なにをやりたいのはちんぷんかんぷんだったな、、、、、)まあ、とにかく、これについて感想をしたいと思います。(本来は追記でやりたいが、どうやら、追記に文字制限があるようだ、、、、まあ、まだいろいろ勉強中です)
「この先幾千万光年」
では、ネタばれ感想で行きましょう。前作NOIRみたく、この作品も二人の女が主人公で、それぞれの過去を探す旅、という話ですね。一人は無敵のエージェントマドラックス、そしてもう片方は普通のお嬢様マーガレット。話の前半はお互い別々の角度で話をみて、そして、18話あたりでやっと出会いした、、、という前代未聞のツイン主人公である。(普通は最初の10話の間に出会うものの、18話はねぇだろう!!しかも、これは26話ものだぞ、おい!)そして、それにたどり着くまで、さまざまな伏線、謎の言葉、謎の人物などなどが登場し、盛り上がってます。とにかく、謎を消化しながらこの二人の旅を見守るのですね。
そして、この話の中に、「本質」という言葉がよく使われてます。この世界は偽りの世界で、人々はモラルなどに縛られ、本質から目を逸らしながら生きてる、という。その本質を呼び覚まそう、なのはこの物語のラスボス フライデイ=マンデイ(何という名前だ)の望みだそうだ。そして、3冊の本を揃い、真実の扉を開き、真実を受け入れ、時代の扉を開くことで、資質あるものの望みが叶えられる、という激オカルト的設定が、この話のメインプロットである。とにかく、本質とは、われわれが持つあらゆる欲望(主に殺戮欲望)だそうだ。実に暗いっすね。わたしは大好きだけどな!そして、われわれの二人の主人公は自分たちの過去を求めながら、この世界的陰謀に絡まれるのである。
さあて、キャラたちについて話そう
まずは無敵のエージェントマドラックス。なぜか無敵かというと、百射百中、敵の弾をよけながら、優雅に動きまわるあたりですね。まあ、リアルから完全にかけ離れてるけど、その見せ方はあまりにも美しいので、まったく気にならない。まあ、あれだ。格好よければすべてよし!NOIRもそうだったし、さまざまな格闘もの、アクションものなども、「ありえねぇーーー」動きをするから、これくらいは大丈夫大丈夫。お約束で、スタイル抜群の美少女で、エージェントなのに、妙なところに感情的ところもお約束。とにかく、個人的に、彼女のキャラ像より、あのありえない戦闘力のほうが興味があるね。
そして、電波お嬢様マーガレット。なんつうか、ローテンション+天然で、「な、なんなんだこの女は?!!」と初期は結構突っ込んだな。つうか、物語のペースが遅い元凶です。とはいえ、物語の最後にすべてが繋ぐ時、いろいろ納得いくので、まあ、よしとしよう。この物語は具体的に、彼女の成長物語です。
そして、脇役その1、ヴァッネサ。大人役でマーガレットの面倒をみながら、マドラックスと友人になる。ある意味、マーガレットとマドラックスを引き合わせる重要人物ですね。マドラックスを立て直すきっかけでもあり、マドラックスに「生存欲」をもたらすものである。最後はマドラックスを庇い、死んでしまったけどな、、、、
脇役その2、エリノア。戦闘型メイドでマーガレットの面倒をみる役その2。この作品の中で一番気に入ったキャラです。(けっしてメイドだからではない。どっちかというと、わたしはメイド系あまりすきじゃないです。ここは誤解しないように)この作品のコメディ担当。(といっても、笑いをするわけではないけどな、、、単純にほかのキャラみんな重いので、こんな軽いキャラがいるだけでリラックスできる、みたいな)とはいえ、24話で、彼女は本質を乗り越えるシーンは屈指の名シーンと思います。つうか、彼女の死はある意味一番衝撃だった。自分の中では、24話は一番好きですね。とにかく、いろいろ美しかった。
脇役その3、レティシア。謎の少女。とにかく、謎の言葉を語り、伏線を撒くのは役目かな。とはいえ、その正体は衝撃的だった。つうか、「えぇーーーーー?!!!!」だった(笑)予想とはかけ離れてるので(笑)
脇役その4、カロッスア。最初はこの作品のラスボスかな、と思ってたが、その正体もある意味衝撃的だった。つうか、悪役でも黒幕でもないんだ!!!(笑)ある意味悲劇的な人物であったな。
脇役その5+6、クワンジッタ+ナハル。ラスボス候補その2(笑)いやーー、あれだ、NOIRの影響をうけたからな。なんか、アルテアとクロエに被ってしまって(笑)、つい思ってしまうんだよ。だって、すごく黒幕っぽいもんーーーー!まあ、この物語の中では一番謎の人物だな。まあ、真実とか資質とかすべての真相を知り、主人公たちを導く役目、かな。そして、主人公たちを守る役目でもあるのかな。とはいえ、やはり謎です(笑)。結局何かやりたいのはわからないまま終わってしまった。ふー、誰か教えてください(笑)
脇役その7、リメルダ。マドラックスのライバル役として登場する。一発キャラと思ってたが、まさか再登場するとは思わなかったし、しかもカロッスアとのベッドシーンで、、、、いろいろ驚く。そして、マドラックスに何回も負かされるたびに、マドラックスに対しての執念がいつしか生きる目的になったっと。ある意味、これは彼女の成長物語でもあります。マドラックスほどではないが、それなりにありえない戦闘力を持ってる。なんてマドラックスは彼女を殺さないだろう、とずっと思ってたが、それは実は伏線であったのだ。マドラックスは自分を覚えてくれる一人として、彼女に生きてほしい、のだ。まあ、人が死んだ後も、人々の心の中に生きる、のはよくある言い伝えではないか。ある意味、ヴァッネサと違う意味でマドラックスの親友かもしれないね。最後はマドラックスとコンビでも組むのかな、かな
ラスボス、フランデイ=マンデイ。一番ラスボスっぽくないラスボス、かな。だって、4,5話あたりに、悪の秘密結社のボスとして君臨したから、まさかなーーー、とね。だって、この手の作品は裏を掻くのが当然だろうかーーー。一時、カロッスアにまんまと騙されてるし、カロッスアに撃たれた演出までしたから、ただの狂人+かませ犬と思ってたよ、本当。つうか、いくら撃たれても死なないところはある意味この作品においての一番の謎かもしれないな。(笑)
では、物語に関してのいくつか思ったことを書こうかと思います。
まずは「マドラックス」。これはおそらくバートンさんの何かのコードネームだろう。一応WIKIによると、狂気と平穏の両面性、を示す言葉らしい。おそらく、バートンさんは何かの任務で、フライデイを追い詰めて、12年前の事件が起きたのでしょう。そして、そのバートンさんのコードネームがマドラックスと思われる。そして、そのコードネームが皮肉にも、狂気と平穏の両面性を示す言葉であり、この物語のキーワードになった、と。
そして、「本質」について。これはまあ、前にも言ったとおり、人々の中に秘めてる野性、ですね。野生っつうか、ずっと秘めたもの、ともいえる。そして、ほとんとの人の本質は殺戮のようですね。実に皮肉です。本質に目覚めれば、例え自分の娘でも、自分の父でも殺したくてたまらなくなる。そして、その本質を目覚めさせる言葉があり、それがまあ、最強の武器になったようだ。それを乗り越えるのは、強い自我、もしくは「資質」、が必要らしい。マドラックスとエリノアみたいに、自分の野生の欲望より強い望みがあれば、それが「本質」となり、その殺戮欲望を乗り越えることができる。(まあ、マドラックスは殺戮欲望じゃないけどな、、、あれは、なんつうか、純真、かな。ずっと失われて隠されたものとして)つまり、モラルや法律など、実際自分がそれ信じないかぎり、それはただの戒めであり、偽りである。それを乗り越えるには、心からの信念でなければならないですね。
そして、エンディングについて。マーガレットは結局時代の扉を開き、望みを叶える権利をもらった。そして、普通はヴァッネサやエリノアたちが生きる世界だろうと思いましたが、それは違いました。まあ、それもその通り。ヴァッネサやエリノアが生きる世界は、まだ自分の罪からの逃げ、になってしまうからだ。マーガレットは最後自分の罪を受け入れたので、その罪を抱えながら生きなければならない。だから、ヴァッネサやエリノアを蘇らせてはならないのだ。(悲しいけどな。しくしく)そして、なぜマドラックスとレティシアを分離したかというと、やはりマドラックスは偽りの存在とはいえ、彼女が生きたこと、体験したことはマドラックス自身なものであり、それは現実であり真実であることからだ。二人は同じものだが、それぞれが送った生活は違うものなので、それを同一にする必要はない、と。ある意味、マドラックスに対する補償かもしれない。今まで罪はずっと彼女に押し付けてたから。同じ意味で、レティシアを分離したと思う。彼女はずっと「真実」の中で待っていたので、彼女に彼女自身のための人生を与えたい、とマーガレットは思ったのだろう。ご都合主義とはいえ、こんなエンディングもありか、と思います。
結論にいうと、とにかく、面白いものでした。伏線の張り方と物語の進め方がうまいと思うね。最初は難解でやめてしまうかもしれないが、それを乗り越え、伏線や謎の消化をしながらみれば、実は結構いろいろ考えさせられるものです。個人的に全体的にやや棒読み気味だが、まあ、難解+意味深い台詞の連発だから、それは仕方ないと思うな。最後もややご都合主義だが、まあ、綺麗にまとめれば、ご都合でもいいじゃないか、と思わなくもない。そして、さすがNOIRの製作チーム。作画は綺麗だし、ガンアクション(むしろガン=カタ?)も格好いい。そして、なによりも音楽は神。梶原さんは普通に尊敬しますね。NOIRには「SALVA NOS」と「CANTA PER ME」の神曲があり、こっちは通称ヤンマーニの「NOWHERE」と「I'm HERE」がある。何よりも、NOWHEREは神です。もうヤンマーニヤンマーニヤンマーニ、です(意味不明)この曲だけのためにも、これを見る価値はあると思いますな。(笑)ほかもいろいろ盛り上がる曲があるので、結構堪能させてもらいました。
とにかく、満足です。まあ、人を選ぶものですね。難解な台詞、謎、伏線がだらだらあるし、物語が実際まともに動くのは18話という、まあ、かなりペースが遅いものなので、いろいろ引くけど、いろいろ哲学的で、考えさせられるものでもあります。まあ、楽しかったので、これからは、通称NOIR3部作の第三部であるエル・カザドを見ようと思います。
では
真龍創世 妙道当立
